【1月12日(金)】

 今日は、避難訓練を実施しました。今回の避難訓練は、子供たちがいざという時に主体的に判断し、行動できるよう、子供たちには知らせないで実施するという計画を立てました。よって、学校だよりや学年だよりなどに、本日の避難訓練の予定は記載していません。訓練の音が聞こえる近隣の方々へのご案内のみとしました。

 業間休みに地震が発生し、その後理科室より出火という想定で行いました。訓練の開始時は、多くの児童が校庭で遊んでいましたが、地震のアラームと放送が聞こえると、みんな校庭の真ん中に集まり、頭をかかえて姿勢を低くしました。とても主体的に行動でき、感心しました。その後、火事が起きたため校庭に避難するように、との放送が入ると、校舎内にいた児童も、教師引率のもと、速やかに校庭に避難しました。

 避難訓練実施後、令和6年能登半島地震について、話しました。今多くの人々が避難生活を送っており、非常に辛く、悲しく、不便な思いをしていること、200人を大きく超える方々が亡くなってしまったこと、困難ははかり知れないけれども、命があれば未来へ向かうことができること、などを話しました。子供たちはとても真剣に聞いてくれました。「地震や火事はいつ起きるかわかりません。自分の命を確実に守れるよう、しっかりと行動しましょう。」と伝えると、多くの児童が大きな声で「はい!」と答えてくれました。

 ご家庭では、本日の訓練についてお子さんの話を聞いていただき、震災への備えについて家族で話し合っていただけると大変有難く思います。どうぞよろしくお願いいたします。