水は、方円の器に従う
「水は方円の器に従う」という言葉があります。水には決まった形がなく、入れる器が四角ければ四角くなり、丸ければ丸くなる。転じて、人は環境や交友関係によって、良くも悪くも変化するというたとえとして使われてきました。
この言葉を聞くと、私たちはつい器の形という外側の環境ばかりを気にしがちです。しかし、日々、本校で子供たちの姿を見ていると、この言葉にはもう一つの大切な側面があることに気づかされます。それは、水そのものがもつ「無限の可能性」です。
子供たちは、まさに水そのものです。先日の「6年生を送る会」で見せた感謝の気持ちを自ら表現しようとする姿は、驚くほど柔軟で、自らを自在に形作る力に満ちていました。私たち大人の役割は、子供たちを特定の形に押し込めることではなく、水がもつ「どんな形にもなれる」という性質を肯定し、子供たちが自ずと清らかで力強い形を成していけるよう健やかな器を用意することではないでしょうか。
現代社会という器は、時に複雑で濁りやすいものです。ネット上の溢れる情報や見えない同調圧力など、子供たちの心を揺さぶる要因は少なくありません。だからこそ、私たち大人は単に器の形を整えるだけでなく、濁りを濾過し、清らかさを保つフィルターの役割も担わねばなりません。それと同時に、子供自身がどんな濁りの中でも自らを浄化し、自分を見失わないしなやかさを育めるよう、家庭・地域・学校が手を取り合い、器の質を磨いていく必要があります。本校学区には、その連携があります。
また、中央小学校という大きな器の中には、一人一人の個性に合わせた「多様な形の器」が存在すべきだと考えます。私たちの器が「挑戦を称える」形であれば、子供たちは失敗を恐れぬ勇気をもちます。「安心感で満たされた」形であれば、他者を受け入れる優しさを育みます。それぞれの輝きが最も活きる形と質を整えていきたいと思います。
今年度も残りわずかとなりました。PTAや学校応援団をはじめ、本校の教育活動に潤いを与えてくださった全ての皆様に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 今後も、子供たちが多様な器の中で、自分らしい形を成し清らかに成長していく姿を温かく見守っていただければ幸いです。
令和8年度の取組
〇短縮日課について
本校では、年間の授業時数について、国が定める標準時数に加え、ゆとりをもたせて授業時数を設定していました。
来年度は、標準時数に近づけて設定します。例として、1・2年生は、高学年がクラブ・委員会を実施する木曜日を4時間授業とします。また、3・4年生は、月末の火曜日を5時間授業とします。他にも短縮日課の日がありますので、詳細は年間行事予定をご確認ください。
〇牛乳パックについて
給食後、児童は牛乳パックを洗ってリサイクル活動に取り組んできました。しかしながら、教室のある南校舎は水道の数が限られていることやアレルギー児童の安全面の観点から、自分で牛乳パックをたたんで返却する方法に変更します。
〇個人面談について
今年度、保護者の皆様との面談を家庭訪問から個人面談に変更するとともに、通知表の内容を見直しました。
来年度は、希望制による個人面談の回数を増やし、各学期1回、お子様のことについて個別に話し合う機会といたします。
〇卒業アルバムについて
昨今の物価上昇に伴い、卒業アルバムの価格も上がりしています。今年度は、写真ページを優先して文集ページをなくすなどの見直しを行いました。
今後も児童数の減少により、一人あたりの編集費用の上昇が見込まれますので、写真ページの精選を含めて内容の見直しを行っていきます。