2023年11月の記事一覧

【11月30日(木)】

 今日でとうとう11月も最後の日となりました。本校の校内音楽会に向けての練習も今日で最後です。昨日、今日と6年生の練習の様子を見に行きました。
 昨日は、1時間ずつ各学級での練習を行いました。6年生だけは、合唱は学年で、合奏は学級ごとに演奏します。
 1組の合奏曲は、「彼こそが海賊」。ご存知、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲です。演奏にコツが必要な難曲です。1組の子供たちの演奏は習熟してきており、互いにテンポを合わせてすばらしい合奏に仕上がっていました。思わず「Bravo!」と称賛してしまいました。それでも子供たちはまだ納得しないところがあるらしく、「和音のところが少し伸びてしまう傾向があります。」などと発言し、何度も練習を重ねていました。
 2組の合奏曲は、「U R not alone」。GReeeeNの曲です。低音から高音の幅が広くアップテンポの曲で、こちらも難曲です。2組の子供たちは、真剣なまなざしで練習を重ねながらも、演奏はとても楽しそうに取り組んでいました。こちらも習熟してきています。「バスキーがまだ合っていないので『F(楽譜に書いてある記号)』のところからもう一回やりたいです。」と1組同様、何度も何度も練習を繰り返していました。1曲演奏が終わるたび、上達する2組の子供たちに何度も拍手をしたくなりました。
 今日は、6年生全体での合唱の様子も見せてもらいました。「wish~夢を信じて」という曲です。途中2部に分かれるところがあるのですが、互いの声を聴き合い、美しいハーモニーを奏でていました。「小学校生活最後の音楽会を絶対成功させようと取り組んできました。」と言っていました。
 さあ、いよいよ明日は児童同士の鑑賞会、明後日は保護者・地域の方々への発表会となります。ご来校くださる保護者・地域の皆様は、明後日の6年生の演奏をご期待ください。

【11月29日(水)】

 今日は、5年生の音楽会に向けての練習をのぞいてみました。

 5年生は、校内音楽会において、親善音楽会で他校の人たちの前で歌った「紡ぐ」という歌を歌います。この歌は、5年生の子供たちが大切にしたい言葉を出し合い、それを本校の音楽担当がまとめ、曲を作って出来上がったものです。子供たちの思いがたくさんつまった歌になります。歌詞の中には、秘密が隠されているので、音楽会の日には、その秘密をぜひ見つけてほしいと思います。

 練習をのぞいた時は、ちょうど合奏の練習をしていました。合奏曲は、「シンクロ BOM-BA-YE」。ドラマ「WATER BOYS」のテーマ曲で、知っている人も多いのではないかと思います。軽快かつ、爽やかで、情熱も感じられる素敵な曲ですが、5年生の子供たちは曲の良さを生かし、息を合わせて立派に演奏していました。なにより、どの子も真剣なまなざしで演奏しており、みんなで切磋琢磨しながら、上達していくドラマのシーンと重なり、とても格好いいです。一曲終わると振り返りをするのですが、「ぼくは、サビに入る手前で少し(テンポが)速くなってしまいました。」と堂々と自分の未熟な点を発言する子がいて、本当に感心しました。何度か練習してうまくいったときは、みんなから拍手が自然と沸き起こりました。子供たちが互いの努力を認め合う心温まるワンシーンでした。

 校内音楽会での、5年生の歌唱、合奏をぜひ楽しみにしてください。当日、合奏ではみなさんにも手拍子を合わせていただき、演奏をより一層盛り上げてほしいと思います。

 

【11月28日(火)】

 今日は、音楽会に向けての練習の様子は一休みです。また明日から、5・6年生の練習の様子を中心にご紹介していきます。

 11月もいよいよ残り3日となりました。残暑の厳しい今年の秋でしたが、最近は凍えるような日もあり、冬の到来を肌で感じられるようになりました。

 このコーナーでも繰り返しお伝えしていますが、本校は学校応援団の方々のおかげで、四季折々の魅力を豊かに感じることのできる環境となっています。今花壇では、秋から花を咲かせる色とりどりのビオラ、パンジーが植えられています。今日の昼休みに校庭に出てみると、子供たちは花壇を囲んで、楽しそうに遊んでいました。2年生の子供が写真を撮っている私の所へ来て、「校長先生、こんにちは。何しているんですか。」と聞いてくれたので、「お花がとても美しいから、写真に撮って紹介したいな、と思っているんです。」と答えると、「ありがとうございます。」という感謝の言葉が返ってきました。

 花壇の他にも、校庭を見渡してみると、木々が鮮やかに色づき、とても美しいです。特に、通用門のところに立っている銀杏の木は、出勤時に見上げると、朝日に照らされて黄金色に輝き、素敵な1日の始まりを祝福してくれているようです。色づいた葉は、少しづつ舞いながら地面に落ちていきます。本校の池にも、赤や黄色のきれいな落ち葉が浮かび、昔の人が歌に詠んだように、水面に「錦」の織物が現れたようです。

 さて、本校の池には今、「ホテイアオイ」という水草が浮かんでいます。これは、10月12日に、ところざわ障がい者相談支援センターの方がいらっしゃり、寄付してくださったものです。ホテイアオイは、葉がコロンと丸くてつやつやしていて、かわいらしい水草です。手入れをすれば、メダカとも相性がよいそうです。

 中央小学校はたくさんの方々にご協力いただいて、豊かな環境となっています。子供たちも、季節ごとに現れる、自然の豊かさ、美しさを身近に感じ、心に留めてくれるといいなと思います。

【11月27日(月)】

 今日は、音楽会に向けての練習で、1年生の練習をのぞいてみました。

 1年生は、歌唱曲が「うみ」、合奏曲が「アンダー・ザ・シー」で、どちらも海をテーマにした楽曲です。1年生の子供たちは、体をゆらし、海の情景を思い浮かべながら気持ちよさそうに歌っていました。合奏では、鈴またはカスタネットをもち、リズムに合わせて体を動かしながら鳴らします。立ったり、しゃがんだり、手を上げたり、下ろしたり、楽器を演奏しながら体を動かすのは、とても難しいと思うのですが、一生懸命練習してマスターしていました。

 教師が、「リズムよく楽器をたたくことができた人?」と聞くと、たくさんの子が「はあい!」と手を上げていました。「手を上にあげるときは、しっかり上まであげると格好いいです。」と教師がアドバイスすると、「ちゃんとやってるよ。」「下におろすときは、しっかり下だよね。」と主体的に確認していました。

 入学してから8か月。成長した1年生の子供たちが、元気に明るく楽しく、歌ったり、演奏したりする様子をご覧いただくのがとても楽しみです。

【11月24日(金)】

 今日は、3年生と2年生の音楽会の練習をのぞいてみました。

 3年生は、ちょうど合奏曲「ステーターズワルツ」の練習をしていました。今年から鍵盤ハーモニカも思う存分吹けるようになり、主旋律を上手に演奏していました。そのほか、鉄琴・木琴や、電子オルガン、タンバリンや小太鼓などの打楽器の子供たちも軽快に、上手に演奏していました。途中、ゆっくりになるところもあるのですが、しっかりと合わせるために、「自分と周りの友達の手や指を見ながら演奏するといいと思います。」「指揮をよく見て演奏するといいです。」など、子供たち自身の考えを発表していました。みんなで気持ちとリズムをを合わせて演奏することができていました。

 2年生は、歌唱曲の練習で、「ずうっと、ずっと、だいすきだよ」を歌っていました。みんな大きな口を開けて、とても気持ちよさそうに歌っていました。きれいな声を出すのにはどうしたらよいかをみんなで考え、高い声でフーと言うようにして練習していました。

 どちらの学年も、子供たちは一生懸命取り組んでいて、互いに協力し、心を合わせて合奏、歌唱していることがとても幸せな様子でした。本番でも、子供たちが楽しく美しく演奏する様子をご覧いただけると思います。どうぞお楽しみに。

11月22日(水)

 今日は、延期になっていた5年生のペース走記録会がありました。全員でしっかりと準備運動をして臨みました。校長は出張のため、走る姿は残念ながら見ることができなかったのですが、応援の保護者の方々もたくさん来てくださり、5年生の子供たちは最後まで一生懸命走り切っていたようです。

 続いて、校内音楽会に向けての練習についてご紹介します。今日は、4校時に4年生が体育館で練習に励んでいました。4年生は、合奏曲が、「トロピカル ブルー パラダイス」、歌唱曲が、「それぞれの空」です。合奏曲の練習では、子供たちは、明るいリズムに体を動かしながら真剣かつ、楽しそうに演奏していました。

 歌唱曲では、全員が雛壇に集まり、気持ちを合わせて歌いました。口を大きく開けて、一生懸命歌う様子がとても素敵でした。歌い終わった後、どうだったかを聞いてみると、「声が小さかったから、だめだったかな。」と答えてくれ、向上心を感じました。

 練習が終わった後の振り返りでは、たくさんの子が積極的に発言していました。「今日初めて1組と2組が合わせて演奏しましたが、合奏は明るく楽しく、合唱はさわやかにできました。」「合奏は音色を合わせて、合唱は声を合わせてできたと思います。」「一人一人の声はまだ小さいけれど、みんなで合わせるときれいな歌声になりました。」などの意見がありました。

 大変熱心に練習している4年生の子供たち。指揮者を務める担任との息もぴったりです。本番をどうぞお楽しみに。

【11月21日(火)】

 今日の5・6校時、5年生が育て、収穫し、「稲架掛け(はさかけ)」して乾燥させていたお米の脱穀をしました。

 今日も、学校応援団、学校ファームの方々がご来校くださり、脱穀機をはじめとする、活動場所の準備をしてくださいました。また、稲作の過程や脱穀機を使う時の安全上の注意なども、丁寧に説明してくださいました。昔ながらの脱穀機を足で回し、稲の束を脱穀機に絡ませて、稲の穂先に実った籾(もみ)を落とします。回った脱穀機から、籾がたくさん飛び出す様子に子供たちから感嘆の声が漏れました。

 一人ずつ稲の束を持ち、順番に脱穀しました。「これ、たくさん実っているから、脱穀が楽しみ。」などと言いながら、順番を待ち、自分の順番がくると、一生懸命脱穀機を回して、脱穀しました。

 「少し、怖かったな。」「でも、お米がとれる感じが楽しかったです。」など、脱穀の感想を教えてくれました。

 この地域の周りには田んぼが無く、稲作体験はなかなか難しいのですが、学校ファームの方々が田んぼの底にビニールシートを敷き、土と水を入れて耕したり、苗を植えた後も、田んぼの様子を何度も見に来てくださったりしたからこそ、今日の脱穀体験ができました。

 この後は、籾摺り・精米をしてきます。できあがったお米を見るのがとても楽しみです。

 今日、参観してくださった、保護者の皆様、大変ありがとうございました。

 

【11月20日(月)】

 先週は、教育相談日へのご協力ありがとうございました。

 いよいよ11月も後半に入りました。12月初めに校内音楽会を実施する予定となっておりますので、今日から少しずつ校内音楽会に向けての練習の様子をご紹介していきたいと思います。

 今日は、わかば学級をのぞいてみました。わかば学級の子供たちは、それぞれ交流の学年・学級での発表となりますが、学年・学級での練習は明日から本格的に始まるので、今日は、わかば学級内でそれぞれの学年・学級の課題曲を練習していました。

 6年生は、タブレットを活用してヘッドフォンで音楽を聴きながら、歌唱や楽器演奏の練習をしていました。うまくいかないところがあると、自分で機器を操作して繰り返し練習していました。5年生は親善音楽会でも発表した歌唱曲「紡ぐ」をタブレットを活用して練習していました。うまく声が出ないときは、もう一度始めから再生して練習していました。3年生は、モニターで動画を見ながら歌唱曲の練習をしていました。歌うときの姿勢にも気を付けていました。4年生は、タブレットを活用し、各自合奏曲の打楽器練習をしていました。「校長先生、頑張ったよ!」と得意げに演奏する様子を見せてくれました。2年生は、モニターで歌詞を確かめながら歌唱曲の練習をしていました。おなかからしっかりと声を出し、とても上手に歌っていました。

 明日からは、それぞれの子が交流の学年・学級に入っての練習が始まります。明るく元気で頑張り屋のわかば学級の子供たちが大活躍する姿が目に浮かびます。

 

【11月17日(金)】

 今日は、2年生の教室をのぞいてみました。

 1組では何やら数名の子供たちが、担任教師の前に並んでいました。何をしているのかとよく見てみると、子供たちがかけ算九九を唱えて、それを担任が一人ずつ聞いているのでした。今日は、6の段や7の段に挑戦している子もたくさんいて、苦戦している様子でした。すらすらと言えない場合は、教室の扉のところに掲示されているかけ算九九表を見ながら、練習して、再挑戦します。子供たちは、「ああ、7の段難しいなあ。」「もう一回6の段からやってみよう。」などと言いながら、何度もチャレンジしていました。

 2組はテストの最中でした。終わった子からテスト用紙を提出し、その余剰時間では、タブレットをもってきて、「ミライシード」というドリル学習に取り組んでいました。「ミライシード」は様々な教科のドリル学習ができるので、漢字の問題を解いている子や、かけ算の計算に取り組んでいる子など、様々でしたが、自分のペースで楽しく学習を進めていました。

 2年生の子供たちは、根気よく、集中して学習に取り組んでいて感心しました。2年生でかけ算九九を習得できると、今後、算数をはじめとする様々な学習で課題を解決する時に、非常に役立ちます。

 焦る必要はありませんが、ご家庭でもお子さんのかけ算の練習にぜひご協力いただき、成し遂げた際は思い切りほめてあげてください。

【11月16日(木)】

 11月13日(月)、15日(水)、16日(木)の三日間、中央小では、「PAVLIC」という団体の方々にご来校いただき、6年生を対象にワークショップを実施していただきました。

 「PAVLIC」は、演劇、ダンス等のパフォーミング・アーツの分野で活躍されている演出家や、実演家などによって組織されている団体です。子供たちのコミュニケーション能力の育成を図るため、本校では、毎年お招きしてワークショップを実施していただいています。

 今年も、グループに分かれて活動しました。お題に合わせて言語を使わずにパフォーマンスで表す方法を話し合いながら考え、実演して見合いました。様々なストーリーを子供たち自身の頭で考え、アイデアを出し合って、演じていました。

 子供たちからは、「お題は一筋縄ではいかず、四苦八苦しながら作戦を考えました。失敗したけれど、人の接し方についてもう一度考えるきっかけになりました。」「私は、この経験から沢山のことを学びました。これから違う考えを持っている人、気が合わない人に出会うと思うけれど、その人たちにもしっかり向き合ってコミュニケーションをとることが大事だと思いました。」「その場に応じた対応が今後できたらいいなあと思っています。」「思いつかなかった作戦があって、おもしろかったです。学んだことがいろいろありました。」「こんなに演技が楽しいとは思いませんでした。またやってみたいです。」などの感想がありました。

 たった3日間、しかも、1日45分ずつでしたが、子供たちは楽しみながら、とても多くのことを学ぶことができたようです。この経験がグローバルな未来を生きていく子供たちにとって、コミュニケーション力の礎になってくれると嬉しいです。