2024年3月の記事一覧

【3月26日(火)】

 今日は、修了式でした。体育館に1~5年生が集合し、式を行いました。

 校長の話の後、修了証を各学年に授与しました。そしてその後は、代表児童が、今年度を振り返るとともに来年度の豊富などについて発表しました。

 「前は、友達の意見を受け入れられず、よくあたってしまうこともありました。でも今は、話合いで友達の意見をすんなりと受け入れることができるようになりました。」「これからは友達と協力して行事などに取り組みたいです。」「私は学級委員として、挨拶運動に取り組みました。元気に挨拶することが楽しかったです。」「計画委員として積極的に意見を出し、中央小をよりよくしようと頑張りました。これからは中央小をリードし、最高学年として頼られ、信頼される6年生になりたいです。」

 どの子も、自分の成長をしっかりと見つめ、さらによりよくなっていこうとする意欲が見られ、本当に頼もしく、尊く思いました。来年度、新たな学年に進級した子供たちの活躍とても楽しみになりました。

 校歌を全員で歌い、最後は生徒指導主任より、繰り返し、交通安全に気を付けるよう呼びかけました。春休みは子供の事故がとても多いそうです。中央小の子供たちが怪我無く、元気に始業式と入学式を迎えられるよう、保護者、地域の皆様も、引き続き見守りと声掛けをお願いします。

 今年度も1年間大変お世話になりました。今後とも中央小の子供たちに温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

【3月25日(月)】

 今日は、卒業証書授与式を行いました。コロナ禍はお世話になった地域の方々をお招きすることが叶わなかったので、今年は4年ぶりに来賓をお招きし、盛大な式とすることができました。

 今日の卒業生は緊張している様子もありましたが、みんな堂々と卒業証書を受け取り、心をこめて「旅立ちの言葉」を述べ、感謝の歌を歌っていました。在校生代表で参加した4,5年生も礼儀正しく式に参加し、6年生に送る言葉を大変上手に伝えていました。

 式が終わった後は、体育館で記念撮影をしました。クラス写真を撮ったり、数人の友だちと撮影したりと、和気藹々とした雰囲気で記念撮影をしていました。

 最後の学級活動が終わり、校舎を出るときに4,5年生と職員、保護者で花道を作り、門出を祝いました。本当は校庭で花道を作りたかったのですが、生憎の天気のため、校舎内の廊下や階段、昇降口などに花道を作って、卒業生を見送りました。卒業生の子供たちは、晴れやかな笑顔で感謝の思いを述べながら花道を通っていきました。

 今年の卒業生は、中央小学校のリーダーとして、善い行いを範として示し、友達にも、他学年の児童にも深い思いやりの心をもって接していました。中央小をよりよい学校に導いてくれた卒業生。中学校に進学しても、様々な場面で自己の良さを生かして活躍していくことと思います。卒業生の明るい未来、幸せな人生を職員一同、心から願っています。

【3月22日(金)】

 来週の月曜日は、卒業式となります。中央小学校では、卒業式に参加する在校生は4,5年生だけです。1~3年生が6年生に会えるのは、今日が最後となります。

 そこで、今日は全校児童で6年生の門出を祝うために「門出式」を行いました。1~5年生が校庭に整列して花道を作り、その間を6年生が通って行きました。

 在校生の子供たちは、手を大きく振って、「6年生、ありがとう。さようなら。」と言いながら見送りました。

 花道を通って行く6年生は、恥ずかしそうにしながらもどこか誇らしげでした。

 中央小学校のリーダーとして数多くの活躍を見せ、在校生に夢や希望を与えてくれた6年生。みんなからの大きな感謝の拍手の中、帰っていきました。

【3月21日(木)】

 最近、風の強い日が続いています。学校は換気のために窓を少し開けているのですが、そうすると、校庭の砂ぼこりなどが校内に入り込み、廊下等の床はすぐに汚れてしまいます。

 中央小では、子供たちの清掃だけでなく、庁務手が毎日モップをかけて水拭きをし、きれいにしてくれています。それでもまた少しすると、ほこりが入り込んで汚れてしまいます。

 そんな中、今日は6年生が卒業前の奉仕活動として、校内の掃除をしてくれました。廊下や階段の白線のところを重点的に磨いてくれたのですが、「こんなに白かったんだ。」と驚くほど、きれいにしてくれました。「学級委員会で話し合って、この活動をすることになったんです。」と教えてくれました。

 どの子もスポンジが真っ黒になるまで、一生懸命磨いてくれました。その姿を見ていた3年生は、心から感謝の言葉を伝えていました。

【3月19日(火)】

 6年生が卒業するまで、今日を入れてあと4日となりました。そこで、中央小から旅立ち、新しい世界にとび込んでいく卒業生に向け、励ましの思いを込めて道徳科の授業をさせていただきました。1組は4校時、2組は2校時に行いました。

 今回の学習のテーマは「よりよく生きるとはどういうことだろう。」です。自作教材である「役者『左卜全』」を活用して、よりよく生きるということの意味についてみんなで話し合いました。

 昨年度もホームページでご紹介したと思いますが、左卜全氏は、小手指村(現在の所沢市北野)に生まれた人物です。貧しさや不運、病気に見舞われながらも、努力で人生を切り拓き、病気と闘いながらも役者としての人生を全うする人です。教材を読み、どちらの学級の子供たちも真剣に考え、話し合い、全員がはっきりと自分の思いを述べていて、大変感動しました。「卜全氏はどんな思いで芝居の勉強を続けたのだろう。」と問いかけると、「苦しい人生から自分も周りも楽しくできるように変わりたい。」「何度もあきらめてきたから、これだけはあきらめたくない。」などの考えを発表していました。

 最後に、今12歳の自分が考える「よりよく生きる」とはどういうことか、自分なりの考えを書いてみよう、と促すと、心に響く言葉がたくさん綴られました。

 「自分の夢、好きなことを貫くことだと思います。自分の選択をあきらめないで、自分を進歩させることだと思います。」「『苦』を乗り越えるためにはたくさん辛い思いをするけど、それもいい経験になるから、色々な経験を積んでよりよく生きられると思う。」「他人と比べるのではなく、自分の人生は自分のものだから、自分で切り拓くことがよりよく生きるために必要だと思う。」「恥ずかしい思いをしても、もうやりたくなくても、自分の心を励まして、また挑戦してみたり、嫌なことをを突っぱねてみたりすること、自分のためになることだけではなく、自分らしく行動することも大切だと思う。」「誰かに決められる人生じゃなく、自分の決断で歩んでいく人生。自分で決断することで、そのことに向けて努力したり、悩んでも前に進んだりできると思う。」「自分の理想を追い求めることだと思う。自分にとって、価値ある時間を過ごすことが大事だと思う。卜全さんは、演劇の夢に向かって、価値ある時間を過ごそうと努力してきたのだと思う。」

 本校の目指す学校像、「昨日より今日、今日より明日へ」という理念に通じる言葉を書いてくれた子もおり、ほかにも、とても深い考え、素晴らしい思いがたくさんありました。全部紹介できないのが、非常に残念です。

 こんな風に、自分の生き方を真剣に考えてくれた子供たちに、私自身も非常に感動をもらい、学ぶことも多くありました。子供たち一人一人が幸せで、充実した人生を切り拓いて行けるよう、心からエールを送りたいです。