2024年1月の記事一覧

【1月17日(水)】

 今日は、わかば学級の学習をのぞいてみました。

 わかば学級は1~3組まであり、異年齢で学級を編制しています。よって、学級ごとに一緒の課題で学習する時間、3学級全体で一緒に学習する時間、個々に違う課題で学習する時間など、様々な学習形態があります。

 1組をのぞいた時は、学級全体で一つの課題で学習を行っていました。算数の学習で、様々な物の値段を硬貨で支払うとしたら、どうするかという課題でした。硬貨を描いたカードを活用して、350円は100円玉が3つと50円玉が一つ、66円は50円玉、10円玉、5円玉、1円玉それぞれ1枚ずつ、など個々の児童が硬貨カードを数えて取り出していました。どの子もとてもスムーズに問題を解いていました。それが終わると、プリント学習に入るのですが、プリントの内容はそれぞれの学習状況によって、難易度が様々なものが配られました。担任だけでなく、介助員の手を借りながら、根気よく問題を解いていました。

 2組は国語でした。ある子は説明文の読解、ある子は物語づくり、またある子は線のなぞり書きなど、児童の発達段階や学習状況によってなる学習内容で授業に臨んでいました。

 3組をのぞいてみると、ほとんどの児童の姿が見えないのでどうしのかと思っていると、その時間は、1組に集まって、全員で生活の学習をしていました。今日は、いす取りゲームをみんなで行いました。「いすをとられても怒ったり、泣いたりしないこと」「無理やり椅子を奪ったりしないこと」など、ルールやマナーを学びながら、ゲームをしていました。はじめは4年生の子が椅子に座ることができませんでしたが、いじけたり、おこったりしませんでした。次は2年生の子が椅子をとることができませんでしたが、「あははは。」と笑いながら、明るく引き下がっていました。一番俊敏性のある6年生がいすを取れない場面もありました。もしかすると、気を使って椅子を譲ってくれたのかと思い、声をかけると、恥ずかしそうにしていました。

 わかば学級は共に学び、共に生活する中で、他の学級以上の強い絆が生まれていると感じます。これからも個々の良さを十分に生かせるよう、のびのびと成長していってほしいと思います。

【1月16日(火)】

 今朝、体育朝会がありました。冷たい空気の中でしたが、子供たちは体育着に着替え、元気に校庭に集合しました。

 今日の体育朝会の内容は「体つくり運動」でした。めあては、「体を大きく使って、ボールを送ろう。」です。各学級2列ずつで整列し、先頭の子がボールをもって、スタートの合図でボールを後ろに送るという活動です。

 ボールの送り方は、振り向かずに頭の上を通して、投げずに送ります。その時に体を大きく反らさないと送れないわけです。また、4~6年生は、頭上だけでなく、股下からも送ります。頭上、股下と交互に送る方法を変えていきます。股下を通すときは、前屈をしないと送れません。子供たちは「ああ、届かない。」「もっと早く送って。」などと言いながら一生懸命練習しました。

 また、ボールを送ったら、急いで一番後ろに並びなおし、列が途切れることなく、ボールを後ろに送り続けるのです。校庭の前から、後ろまで次々とボールを送る活動をしました。スタートの合図で始めましたが、さすがに6年生は素早く、1年生はボールを落とさないように丁寧にボール送りをしていました。

 ボールを使って楽しみながら後屈・前屈をすることで、柔軟性や体幹を鍛えます。やり方を工夫すれば、家の中でもできると思うので、よかったら、家族でチャレンジしてみてください。

 凍えるような朝ではありましたが、子供たちの笑顔と元気な声で中央小の校庭は暖かい空気に包まれたのでした。

【1月15日(月)】

 今日は、教職員の様子を少しだけご紹介したいと思います。

 子供たちが下校した後、教職員はどんなことをしているかご存知でしょうか。

 子供たちの作品の評価、教室の掲示、今後の授業・学校行事の準備、教材の作成、校舎内外の整備、保護者への連絡、そして、職員会議や各担当部会の会議等々様々な仕事をしています。

 また、子供たちの充実した学びのために、よりよい教育が実現できるよう、教職員自身も指導力を磨く勉強、いわゆる「研修」をしています。今日は、倫理研修といって、子供たちが安心して学校生活を送るために、教職員事故根絶のための研修を行いました。中央小では倫理研修は年間10回、テーマを決めてゆっくり時間をとって行うとともに、日常的にも、教職員事故の事例などを参考にして考え、学んでいます。

 今日は、交通事故防止をテーマとした研修でした。教職員の中で分担して進行役を決めて互いに学び合い、最後に管理職より指導をするという形式です。今日は自動車会社のサイトを活用して、「こんな時は何に気を付けて運転すべきか、歩行すべきか。」などを学び合いました。

 「考え事をしながら運転してしまうと危ないなと思う。」「朝日や西日など、不意に眩しくて見えづらくなる時は注意が必要。」など、自分たちの経験を出し合い、これからもさらに気をつけねばならないことを確認しました。

 倫理研修はこの他にも「個人情報の管理」や「会計事故の防止」、「体罰や不適切な指導の防止」等、様々なテーマで学んでいます。教職員も一人の人間ですので、間違いが全くないということはないのですが、決して間違えてはいけないこともあります。子供たちのために、絶対に間違えてはいけないことを間違えないように、間違いを未然に防ぐことができるように、各自の意識を高めたり、教職員相互で確かめ合ったり、注意を促し合ったりしています。これからも研修を重ね、子供たちが安心して学べる中央小学校を継続していきます。

 

【1月12日(金)】

 今日は、避難訓練を実施しました。今回の避難訓練は、子供たちがいざという時に主体的に判断し、行動できるよう、子供たちには知らせないで実施するという計画を立てました。よって、学校だよりや学年だよりなどに、本日の避難訓練の予定は記載していません。訓練の音が聞こえる近隣の方々へのご案内のみとしました。

 業間休みに地震が発生し、その後理科室より出火という想定で行いました。訓練の開始時は、多くの児童が校庭で遊んでいましたが、地震のアラームと放送が聞こえると、みんな校庭の真ん中に集まり、頭をかかえて姿勢を低くしました。とても主体的に行動でき、感心しました。その後、火事が起きたため校庭に避難するように、との放送が入ると、校舎内にいた児童も、教師引率のもと、速やかに校庭に避難しました。

 避難訓練実施後、令和6年能登半島地震について、話しました。今多くの人々が避難生活を送っており、非常に辛く、悲しく、不便な思いをしていること、200人を大きく超える方々が亡くなってしまったこと、困難ははかり知れないけれども、命があれば未来へ向かうことができること、などを話しました。子供たちはとても真剣に聞いてくれました。「地震や火事はいつ起きるかわかりません。自分の命を確実に守れるよう、しっかりと行動しましょう。」と伝えると、多くの児童が大きな声で「はい!」と答えてくれました。

 ご家庭では、本日の訓練についてお子さんの話を聞いていただき、震災への備えについて家族で話し合っていただけると大変有難く思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【1月11日(木)】

 今日は、委員会活動の日でした。

 以前もお知らせしましたが、計画委員会では、所沢警察署の職員の方々にご協力いただきながら、交通安全についてのみんなの意識を高める取組を行っています。

 計画委員会は、冬休み前、交通安全や交通ルールの大切さを訴えるポスターの募集をしました。すると30人くらいの児童が冬休みにポスターを描いてきてくれました。今日は、その中からチラシに印刷するものをみんなで選びました。今日は所沢警察の職員の方もご参加くださり、ご助言をいただきながら選抜しました。

「これは、いい例と悪い例がどちらも描かれているから比較できていいな。」「これは色の組み合わせが目立つからパッと見てわかっていいね。」「このポスターは自転車を運転している人の目線で描かれているからわかりやすいよ。」など、熱心に話し合っていました。

 選ばれたポスターはこれから画像を読みこみ、チラシに印刷していく予定です。

 ポスターの選抜が終わった後は、先日計画委員の声で録音した交通安全の呼びかけをパトカーから流してもらいました。これから、市内で中央小学校の計画委員の音声がパトカーから流れる予定です。交通安全についてとても重要なことを訴えかけていますので、是非、お聞きください。

 子供たちは、自分たちの生活をよりよくしていこうと真剣に考え、計画し、実行しています。これからも、子供たちの発案を大切に、取り組んでいきたいと思っています。