2024年1月の記事一覧
【1月30日(火)】
今日の3、4校時に1年生は「昔遊び」を体験しました。今日は、地域の方々12名をお招きして先生になっていただき、1年生の子供たちに、竹馬、こま回し、竹とんぼ、けん玉、あやとり、お手玉等を教えていただきました。
はじめは、できるのかなと心配していたのですが、地域の先生方に、遊び方や、遊ぶ時のコツなどを優しく丁寧に教えていただき、子供たちはぐんぐんと上手になっていました。
「校長先生、見て!こま回しができるようになったよ。」「けん玉をやってみるから見ていてね。」とみんな得意そうにできるようになった技を見せてくれました。
最後に子供たちから地域の先生方にお礼を言い、今日の感想を発表しました。「練習して竹とんぼができるようになって嬉しかったです。」「練習して竹馬に乗れるようになり、思い出になりました。」「あやとりをたくさん教えてもらって嬉しかったです。」など、子供たちは、喜びと感謝を伝えていました。
これらの遊びは、今はさほど多くは見られなくなってしまいましたが、昔の子供たちがいかに遊びを生み出す天才だったか、生活の知恵を使って遊んでいたのか、ということがよくわかります。1年生の子供たちもこのような遊びに興じることは少ない子がほとんどのようでしたが、今日は新鮮な気持ちで「昔遊び」を楽しめたようです。
【1月29日(月)】
今日は、5年1組で道徳科の授業をさせていただきました。
先日の5年2組の学習の様子も一緒にご紹介させていただきます。
今回は、「相互理解,寛容」の学習でした。「銀のしょく台」というお話を使って、「広い心をもつ意味は?」ということをテーマに話し合いました。ご存知の方も多いと思いますが、教材である「銀のしょく台」は、ヴィクトル・ユーゴーによって出版されたフランスの歴史小説「レ・ミゼラブル」の一節です。
一切れのパンを盗んだことで19年間投獄されていたジャン・バルジャンは、ミリエル司教の教会で温かい食事と寝床を与えてもらいました。しかし、ジャンはその晩、銀の食器を盗んで逃げてしまうのです。翌日警察に捕まえられ、連れ戻されたジャンでしたが、ミリエル司教は「それはあげたものだ。」と言い、さらに銀の燭台(しょくだい)も持って行くようにと差し出す、というお話です。
ジャンの思いを中心に話し合いましたが、最後に「ミリエル司教がとった行動には、どんな意味があるのか。」ということをもとに、「広い心」の意味を話し合いました。子供たちは、「ミリエル司教はジャンを許して、とても優しく心の広い人だと思う。ジャンは自分の情けなさに気づいた。」「ミリエル司教の広い心によって、ジャンはいかに自分が悪いことをしたのか、わかったと思う。」「広い心は、人を良い心に変えてしまうのではないか。」などの考えが出ました。
自己の振り返りでは、「私は大切なものを壊された時、許せませんでした。今になっては、どうしてあんなに怒ったのかわかりません。これからは許すことができるようにしたいと思いました。」「ほんの少しのことで怒ったり、少し嫌味な感じになってしまっていました。広い心になるのは難しいです。」「私は、司教のように広い心をもてる人になりたいです。広い心はめぐりめぐって自分に返ってくる、支え合うことだと分かりました。」等がありました。
最後に、私自信が相手を許せなかった体験と、許したことにより相手が変わった体験を話し、相田みつを氏の詩「セトモノ」を紹介して終わりました。この「セトモノ」という詩は道徳科の学習でよく使われるものです。ぜひ、読んでみてください。
子供たちの正直な思いやよりよくなりたいという素直な心に接した2時間は、とても楽しく幸せな時間でした。
【1月26日(金)】
今日は、新入児保護者説明会を実施しました。令和6年度に1年生として入学する児童の保護者を対象に、入学までにご準備いただくことついての様々な説明をさせていただきました。
まずはじめに、在校生児童代表のあいさつがありました。来年度最高学年となる5年生の代表児童2名があいさつをしました。「中央小学校のみんなが大切にしている『3つの宝』について話します。1つ目は『あいさつ』です。2つ目は『黙ピカ清掃』です。3つ目は『友だちの名前』です。いじめのないみんな仲のいい学校にしたいです。」「中央小学校には、優しい先生方や、頼れるお兄さんお姉さんがたくさんいますので、困ったときにはいつでも相談してください。1年生が入学してくるのを、楽しみにしています。」など、心を込めて大変上手に伝えていました。
第1部では、所沢市教育委員会社会教育課社会教育指導員より、「大丈夫です!小学校生活」という演題で、お話をいただきました。「子供たちは、入学を控えてわくわく、ドキドキしていますよ。学校へ行きたい、学校楽しいよ、と思えるよう、入学までにしっかり準備したいですね。」「幼稚園や保育園では遊びの中に学びがあります。小学校では、言葉を使って学びます。」「言葉で伝え合う、授業と休み時間を区別する、今から少しずつ変えていけるといいと思います。」など、埼玉県の「子育ての目安『3つのめばえ』」に基づいて、わかりやすくご講義くださいました。
2部では、入学に向けて準備するもの、保健、給食、諸費用に関すること、集団登校、タブレットの扱い等本校の教職員が説明をいたしました。
新入児の保護者の皆様、今日はありがとうございました。本校について少しでも多く理解していただき、親子共々安心して入学式を迎えてくれると嬉しいです。ご不明な点、ご不安な点がありましたら、是非中央小にご連絡ください。
【1月25日(木)】
1月20日(土)、令和5年度「明るい選挙ポスターコンクール」の表彰式が中央公民館ホールで開催されました。中央小では、6年生の猪狩匠生さん、長谷川寿々さん、横井里咲さんの3名が入賞しました。
残念ながら、表彰式の取材ができなかったので、本日3名の入賞者に賞状を学校にもってきてもらい、校長室で記念撮影をしました。
3人にインタビューすると、「うれしいです。信じられないです。」「なんで私が選ばれたのかわからないです。」「とてもうれしく思います。」と答えてくれました。
市役所での作品展示会は期間が終了してしまったのですが、素晴らしい作品と、その功績が認められたことを大変誇りに思っています。
【1月25日(木)】
今日の5校時は、6年生を対象に、「平和を語る会」を実施しました。所沢市経営企画部の平和推進事業として、「語り部」の派遣があるということで、申し込み、今日の会が実現しました。戦争体験者の生の声でお話をうかがい、戦争時の苦労や、人々の悲しみ、平和の大切さを学ぶことは非常に意味のあることと考えました。
今日お話をいただいた「語り部」の方は、杉本孝一郎さんという方で、終戦の年は中学3年生だったということです。「昭和20年、1月、終戦が近づいてきたころ、頭の上を戦闘機が通っていきました。操縦士が薄笑いの表情で焼夷弾を落としていくのが見えました。上野は避難をする人たちでごった返していました。防空頭巾は被っていますが、爆弾が頭に落ちたら命はない、そんな日々でした。」「町にはボロボロの恰好をした子供がたくさんいました。幼い子が父は戦争へ、母は行方不明になり、泣きながら彷徨っていました。」など、当時の様子を具体的にお話しくださり、子供たちは真剣に聞き入っていました。話を聞いた後、3人の児童が主体的に質問をしていました。「貨物列車で移動というのは、どういう感じなんですか。」「空襲警報等が頻繁に聞こえては、夜は眠れないのではないですか。」など、質問していました。
語り部の杉本さんは、繰り返しおっしゃっていました。「平和の大切さ、命の大切さをしっかり胸に刻んでほしい。平和でなければ、幸せにはなれません。子供たちが犠牲になるようなことは地球上であってはならないんです。みんなには生きる権利があるんです。」
終戦から79年。命の尊さを今一度よく考え、これからの社会の在り方、これからの自分の生き方を正しく見定める力を養わねばならない、そう強く感じました。
【1月24日(水)】
今日は、5年生のクラスを取材しました。
1組は家庭科の学習でした。昨日もお知らせしましたが、今週は給食習慣です。そこで、給食への感謝の気持ちを込め、食膳台を拭く台布巾を裁縫していました。今日は、作品の仕上げの日だったようで、多くの子が作品カードを書き始めていました。野菜や魚、果物など、給食に関係する絵柄を刺しゅうしました。「給食大好き!」「野菜や果物がいっぱい」など、作品に題名をつけて仕上げていました。力作揃いで、台布巾として使用するのがもったいないくらいです。廊下などに掲示してみんなに見てもらえるといいなと思っています。
2組は道徳の授業をさせてもらいました。1組の授業がこれからなので、詳しいことはお知らせできませんが、子供たちはとてもよく考え、話し合い、生きていく上で大切なことをたくさん学んでいました。2組の子供たちの優しさや思慮深さに感動しました。今日は、授業の様子の写真だけ紹介し、1組の授業が終わりましたら、子供たちの思いや考えを紹介したいと思います。
【1月23日(火)】
中央小学校では今日、「給食感謝の集い」を行いました。1月24日~30日は、全国学校給食週間となっており、本校では22日~26日を給食週間として給食に感謝する取組をしています。
今日は、給食委員が中心となり、全校児童による「給食感謝の集い」を実施しました。
給食委員は、「給食の始まり」を調べて発表したり、給食調理員の一人一人にインタビューし、その内容を紹介したり、調理員に充てて、飛び出す感謝のカードを作って送ったりしました。
調理員のインタビュー内容は「うれしいこと」「大変なこと」「調理員になったきっかけ」「いつも気を付けていること」等様々でした。給食委員の子供たちは、「調理員の〇〇さんがうれしかったことは、『作ってくれてありがとう。』と感謝されたときだそうです。大変だったメニューは揚げパンだそうです。」「〇〇さんは、食管が空になっているととてもうれしいそうです。」等、聞き取ったことをしっかりと紹介していました。
また、給食室で給食が作られている様子を紹介しました。子供たちはとても関心をもって、聞いていました。
そして、1,2年生の代表児童が、栄養士と調理員に充てた手紙を読みました。「私はカレーが大好きです。給食室からいい匂いがすると、おなかがすきます。」「いつも給食を作ってくれてありがとうございます。僕は、フルーツポンチなど甘いものが大好きです。」等、感謝の気持ちを伝えました。
最後に、調理員が1人、代表で挨拶をしました。「調理員は8人いますが、今も給食を作り始めているので、私だけ参加しました。仕事は朝5時に起き、6時前には調理場にきて、午後1時過ぎにならないと一息つけないので大変ですが、この仕事が大好きです。中央小の子供たちを見ていると可愛くて仕方ないです。これからも頑張って作っていこうと思います。」と言っていました。
今日の給食は、いつもより一層美味しく感じられるのではないかと思っています。これからも食を大事にする姿勢、食べられることに感謝をする心を育てていきたいと思います。
【1月22日(月)】
今日は、4年生の教室をのぞいてみました。
1組は学級会を行っていました。今日は6年生を送る会で4年生はどんな出し物をするのか、ということを学級のみんなで話し合っていました。司会も記録もみな子供たちが行い、とても効率よく話合いを進めていて感心しました。「ぼくは、劇がいいと思います。なぜなら、6年生が喜ぶと思うし、大きく表現できるからです。」「人間紙芝居がいいと思います。大きく体を動かせるところがいいと思います。」「合唱がいいです。わけは、音楽会で上手に歌えるようになったので、6年生にもう一度聞いてほしいからです。」など、様々な意見がでました。素晴らしいのは、みんな「6年生を喜ばせたい。」「6年生を感動させたい。」という思いをもって話合いをしていることです。最後まで学級会を見ることができなかったのですが、きっとみんなで納得のいく決定ができたのではと思っています。
2組は、「よりよい信頼関係をつくるために」という学級活動を行っていました。子供たちはタブレットを活用し、自分がされて嫌なことを「jamboard」に書き込みました。「自分の行動をまねされること」「ずるいこと」「煽られる(挑発される)こと」など、様々な内容が書き込まれました。そのあと、その対応についてどうしたらよいかをみんなで話し合っていました。「イライラしてしまったとき、どうしたら心を落ち着けることができるのか。」という話合いでは、「深呼吸する。」「話題を変える。」「楽しいことを考える。」など、具体的な内容や「事情があったのなら仕方ないかと思うようにする。」「自分がイライラした態度をとられたらどう思うかを考える。」など、思いやりあふれる内容の書き込みもありました。
どちらの学級も、生活していく上で出てくる課題を解決するために、子供たちがその考えや思いをのびのびと表現し、自分たちの力で解決に導けるよう話し合っていることに非常に感動しました。
未来を生きる子供たちが健やかに「未来を築く」力を育んでいることをとても嬉しく思いました。
【1月19日(金)】
1月17日~19日の3日間、中央中学校の生徒さんが本校に職場体験として来校してくれました。
今回は中学1年生の5名の生徒さんが来てくれ、中央小の1年生~3年生のクラスに入り、勉強を教えたり、一緒に遊んだりしてくれました。
5人ともとても優しくて明るい方たちで、中央小の子供たちはすぐに仲良くなりました。「中学生のお兄さん、お姉さんが来てくれて、本当に楽しい。」「楽しいし、とても、嬉しい。」と言っていました。
授業中は、わからないところを教えてもらい、休み時間は一緒に鉄棒をしたり、鬼ごっこをしたり、シーソーを押してもらったり、手をつないでもらったりしていました。
3日間を終えて、中学生の5人に、今回体験したことを今後どう生かしていきたいか聞いてみました。5人が口をそろえて「わかりやすく教えるということが上手になった気がしています。」と言っていました。その上で、「中学校でも数学など、早く問題を解き終わったとき、友達にわかりやすく説明できると思います。」「後輩に部活動のことや学校生活のことなどを教えるのは2年生の役目だと思いますが、今回の体験でその練習ができ、勉強になりました。」「小さい子にもわかりやすい言葉で伝えることができるようになったと思います。」「人に対する言葉遣いや接し方がわかってきました。また、先生の立場に立ってみて、いつもは気が付かないことに気づけたと思います。」など、答えてくれました。
とても親切に接してくれた中学生の5人に感謝の気持ちでいっぱいです。今回の職場体験が今後生きていく上での自信になったり、何かにチャレンジする上でのきっかけになったりしてくれると、とても嬉しいです。
【1月18日(木)】
今日は、クラブ活動がありました。
中央小には、8つのクラブがあります。校庭で野球やサッカー等をする「青空スポーツクラブ」、体育館でバスケットボールやドッジボール等をする「体育館スポーツクラブ」、体育館2階で卓球をする「卓球クラブ」、囲碁や将棋、オセロ等をする「ボードゲームクラブ」、料理や裁縫等をする「カルチャークラブ」、身近なものを使って実験をする「サイエンスクラブ」、タブレットを使って掲示物を作成したりゲームをしたりする「パソコンクラブ」、そして漫画やポスター等を作成する「イラスト・まんがクラブ」です。
今日は時間の都合で「ボードゲームクラブ」だけ取材することができなかったのですが、その他のクラブはのぞいてみることができました。
どのクラブも4~6年生が協力して、活動していました。「体育館スポーツクラブ」ではソフトバレーボールを使ってドッジボールをしていました。ボールが2個投入されており、多方面から飛んでくるボールをよけたり、受け止めたりするのが大変そうでしたが、みんなとても楽しそうにプレーをしていました。6年生がボールをキャッチすすると、さりげなく4年生に渡してあげたりして「優しさ」を感じました。「カルチャークラブ」では、クレープづくりをしていましたが、4~6年生が同じテーブルで調理をし、仲良く試食していました。「サイエンスクラブ」でも4~6年生が同じテーブルでやじろべえを作成し、バランスを楽しんでいました。
クラブ活動の目的は、子供たちの望ましい人間関係の形成と、個性の伸長、そして自主的・実践的な態度を育てることです。自分の選んだクラブに所属し、異学年と協力しながら活動することは楽しみと同時に学ぶことも多いはずです。
今後は、3年生が来年度、どのクラブに所属を希望するか考えるために、見学や体験を行います。子供たちが心から楽しめるクラブ活動をこれからも実現していきたいと思います。
【1月17日(水)】
今日は、わかば学級の学習をのぞいてみました。
わかば学級は1~3組まであり、異年齢で学級を編制しています。よって、学級ごとに一緒の課題で学習する時間、3学級全体で一緒に学習する時間、個々に違う課題で学習する時間など、様々な学習形態があります。
1組をのぞいた時は、学級全体で一つの課題で学習を行っていました。算数の学習で、様々な物の値段を硬貨で支払うとしたら、どうするかという課題でした。硬貨を描いたカードを活用して、350円は100円玉が3つと50円玉が一つ、66円は50円玉、10円玉、5円玉、1円玉それぞれ1枚ずつ、など個々の児童が硬貨カードを数えて取り出していました。どの子もとてもスムーズに問題を解いていました。それが終わると、プリント学習に入るのですが、プリントの内容はそれぞれの学習状況によって、難易度が様々なものが配られました。担任だけでなく、介助員の手を借りながら、根気よく問題を解いていました。
2組は国語でした。ある子は説明文の読解、ある子は物語づくり、またある子は線のなぞり書きなど、児童の発達段階や学習状況によってなる学習内容で授業に臨んでいました。
3組をのぞいてみると、ほとんどの児童の姿が見えないのでどうしのかと思っていると、その時間は、1組に集まって、全員で生活の学習をしていました。今日は、いす取りゲームをみんなで行いました。「いすをとられても怒ったり、泣いたりしないこと」「無理やり椅子を奪ったりしないこと」など、ルールやマナーを学びながら、ゲームをしていました。はじめは4年生の子が椅子に座ることができませんでしたが、いじけたり、おこったりしませんでした。次は2年生の子が椅子をとることができませんでしたが、「あははは。」と笑いながら、明るく引き下がっていました。一番俊敏性のある6年生がいすを取れない場面もありました。もしかすると、気を使って椅子を譲ってくれたのかと思い、声をかけると、恥ずかしそうにしていました。
わかば学級は共に学び、共に生活する中で、他の学級以上の強い絆が生まれていると感じます。これからも個々の良さを十分に生かせるよう、のびのびと成長していってほしいと思います。
【1月16日(火)】
今朝、体育朝会がありました。冷たい空気の中でしたが、子供たちは体育着に着替え、元気に校庭に集合しました。
今日の体育朝会の内容は「体つくり運動」でした。めあては、「体を大きく使って、ボールを送ろう。」です。各学級2列ずつで整列し、先頭の子がボールをもって、スタートの合図でボールを後ろに送るという活動です。
ボールの送り方は、振り向かずに頭の上を通して、投げずに送ります。その時に体を大きく反らさないと送れないわけです。また、4~6年生は、頭上だけでなく、股下からも送ります。頭上、股下と交互に送る方法を変えていきます。股下を通すときは、前屈をしないと送れません。子供たちは「ああ、届かない。」「もっと早く送って。」などと言いながら一生懸命練習しました。
また、ボールを送ったら、急いで一番後ろに並びなおし、列が途切れることなく、ボールを後ろに送り続けるのです。校庭の前から、後ろまで次々とボールを送る活動をしました。スタートの合図で始めましたが、さすがに6年生は素早く、1年生はボールを落とさないように丁寧にボール送りをしていました。
ボールを使って楽しみながら後屈・前屈をすることで、柔軟性や体幹を鍛えます。やり方を工夫すれば、家の中でもできると思うので、よかったら、家族でチャレンジしてみてください。
凍えるような朝ではありましたが、子供たちの笑顔と元気な声で中央小の校庭は暖かい空気に包まれたのでした。
【1月15日(月)】
今日は、教職員の様子を少しだけご紹介したいと思います。
子供たちが下校した後、教職員はどんなことをしているかご存知でしょうか。
子供たちの作品の評価、教室の掲示、今後の授業・学校行事の準備、教材の作成、校舎内外の整備、保護者への連絡、そして、職員会議や各担当部会の会議等々様々な仕事をしています。
また、子供たちの充実した学びのために、よりよい教育が実現できるよう、教職員自身も指導力を磨く勉強、いわゆる「研修」をしています。今日は、倫理研修といって、子供たちが安心して学校生活を送るために、教職員事故根絶のための研修を行いました。中央小では倫理研修は年間10回、テーマを決めてゆっくり時間をとって行うとともに、日常的にも、教職員事故の事例などを参考にして考え、学んでいます。
今日は、交通事故防止をテーマとした研修でした。教職員の中で分担して進行役を決めて互いに学び合い、最後に管理職より指導をするという形式です。今日は自動車会社のサイトを活用して、「こんな時は何に気を付けて運転すべきか、歩行すべきか。」などを学び合いました。
「考え事をしながら運転してしまうと危ないなと思う。」「朝日や西日など、不意に眩しくて見えづらくなる時は注意が必要。」など、自分たちの経験を出し合い、これからもさらに気をつけねばならないことを確認しました。
倫理研修はこの他にも「個人情報の管理」や「会計事故の防止」、「体罰や不適切な指導の防止」等、様々なテーマで学んでいます。教職員も一人の人間ですので、間違いが全くないということはないのですが、決して間違えてはいけないこともあります。子供たちのために、絶対に間違えてはいけないことを間違えないように、間違いを未然に防ぐことができるように、各自の意識を高めたり、教職員相互で確かめ合ったり、注意を促し合ったりしています。これからも研修を重ね、子供たちが安心して学べる中央小学校を継続していきます。
【1月12日(金)】
今日は、避難訓練を実施しました。今回の避難訓練は、子供たちがいざという時に主体的に判断し、行動できるよう、子供たちには知らせないで実施するという計画を立てました。よって、学校だよりや学年だよりなどに、本日の避難訓練の予定は記載していません。訓練の音が聞こえる近隣の方々へのご案内のみとしました。
業間休みに地震が発生し、その後理科室より出火という想定で行いました。訓練の開始時は、多くの児童が校庭で遊んでいましたが、地震のアラームと放送が聞こえると、みんな校庭の真ん中に集まり、頭をかかえて姿勢を低くしました。とても主体的に行動でき、感心しました。その後、火事が起きたため校庭に避難するように、との放送が入ると、校舎内にいた児童も、教師引率のもと、速やかに校庭に避難しました。
避難訓練実施後、令和6年能登半島地震について、話しました。今多くの人々が避難生活を送っており、非常に辛く、悲しく、不便な思いをしていること、200人を大きく超える方々が亡くなってしまったこと、困難ははかり知れないけれども、命があれば未来へ向かうことができること、などを話しました。子供たちはとても真剣に聞いてくれました。「地震や火事はいつ起きるかわかりません。自分の命を確実に守れるよう、しっかりと行動しましょう。」と伝えると、多くの児童が大きな声で「はい!」と答えてくれました。
ご家庭では、本日の訓練についてお子さんの話を聞いていただき、震災への備えについて家族で話し合っていただけると大変有難く思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【1月11日(木)】
今日は、委員会活動の日でした。
以前もお知らせしましたが、計画委員会では、所沢警察署の職員の方々にご協力いただきながら、交通安全についてのみんなの意識を高める取組を行っています。
計画委員会は、冬休み前、交通安全や交通ルールの大切さを訴えるポスターの募集をしました。すると30人くらいの児童が冬休みにポスターを描いてきてくれました。今日は、その中からチラシに印刷するものをみんなで選びました。今日は所沢警察の職員の方もご参加くださり、ご助言をいただきながら選抜しました。
「これは、いい例と悪い例がどちらも描かれているから比較できていいな。」「これは色の組み合わせが目立つからパッと見てわかっていいね。」「このポスターは自転車を運転している人の目線で描かれているからわかりやすいよ。」など、熱心に話し合っていました。
選ばれたポスターはこれから画像を読みこみ、チラシに印刷していく予定です。
ポスターの選抜が終わった後は、先日計画委員の声で録音した交通安全の呼びかけをパトカーから流してもらいました。これから、市内で中央小学校の計画委員の音声がパトカーから流れる予定です。交通安全についてとても重要なことを訴えかけていますので、是非、お聞きください。
子供たちは、自分たちの生活をよりよくしていこうと真剣に考え、計画し、実行しています。これからも、子供たちの発案を大切に、取り組んでいきたいと思っています。
【1月10日(水)】
今朝は、学年集会がありました。校庭、体育館、学年ルームなど、様々な場所に各学年で集合して、3学期を過ごす上で大切なことについて、学年担当の教師から話を聞きました。
低学年は校庭で行いました。1年生は、手洗い・うがいの風邪予防など基本的な生活習慣に関わる話でした。2年生は、令和6年能登半島地震の話題から、災害への備え、命を重んじること、安全な過ごし方の話などがありました。また、春の七草の話題もあり、子供たちは「芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔…。」と教師の後を続けて唱えていました。
4年生は、校庭で学年集会を行いました。昨日お伝えした、2024年中央小の漢字一文字、「優」という文字が提示され、どんな時も優しさが重要であることについての話などを聞きました。3年生は学年ルームで行っていたので、取材しようと急いで向かったのですが、終わってしまった後でした。それでも、各学級静かに立派な態度で教室に戻る様子が見られ、感心しました。
高学年は、体育館の1階が6年生、2階が5年生で学年集会を行っていました。
5年生の方では、2月末に実施される「6年生を送る会」についての話がありました。どんな内容で行うか、どんな準備があるか、実行委員はどうするか、そしてどんな思いで会に臨むかなど、次のリーダーを担う上で必要なことついてなどの話を聞きました。
一方6年生の方は、卒業証書授与式に向けて、どんな思いでこれから過ごしていくのか、卒業式に向けてどんな準備や練習が必要かなどの話を聞きました。
各学年、子供たちは教師の話を真剣に聞き、励ましの言葉をかけると、元気な声で「はい!」と応えていました。進級、進学までの3か月間、子供たちが目標をもち、1日1日を大切に過ごしてほしいと思っています。
【1月9日(火)】
今日は、3学期の始業式です。
朝校門に立っていると、子供たちが元気な声と明るい顔で「おはようございます!」と言ってくれ、心から嬉しくなりました。中には目の前まで来てくれて、「校長先生、今年もどうぞよろしくお願いします。」と頭を下げてくれる子もいて大変感動しました。何より、子供たちと互いに元気な姿で再開できたことが本当に幸せなことと感じました。
始業式では、校長挨拶の中で、中央小学校2024年の漢字一文字を発表しました。今回は、172名から70文字の応募があり、昨年末に教職員で投票を行って決めました。
中央小学校の今年の漢字一文字は「優」という字です。「誰もが優しい気持ちで過ごし、みんなが楽しく1年を過ごせるようになってほしい。」「みんなが優しくなっていじめのない学校になってほしい。」「人々が心から優しくなってほしい。」等の応募理由に心を打たれました。年明けからの大きな自然災害や、航空機の事故など、日本の中にも、世界の中にも、大変辛い思いをしている方がたくさんいます。しかし、それを助けたり、支えたりするのは人の優しさと知恵、力であることを子供たちに話し、自分の大切な命を再確認するとともに、様々な立場の人に寄り添えるような人になってほしいと伝えました。詳しくは学校だよりに掲載しましたので、よろしかったら、ご覧ください。
校長挨拶の後は、児童代表のあいさつがありました。児童会計画委員の委員長のあいさつでしたが、とても立派な態度で話をしていました。「頑張りたいことは3つあります。1つ目は、挨拶です。僕たちが中央小学校を卒業しても、全学年が挨拶をしっかりできるように、3学期は高学年が手本となっていきたいです。2つ目は、小学校の学習内容の復習です。3つ目は、クラブや委員会活動で6年生としての役割をしっかり果たすということです…。」など、最高学年として、もうすぐ卒業する者として、後輩に受け継ぎたい思いを堂々と述べていました。
校歌を歌い、始業式が終わった後、賞状伝達をしました。今回は、「身体障害者福祉のための埼玉県児童生徒美術展覧会」、「郷土を描く児童生徒美術展覧会」の入賞者を表彰しました。非常に価値の高い賞を受けた児童もおり、全校で入賞者を称えました。
いよいよ今日から3学期がスタートしましたが、子供たちが目標を立てて、昨日より今日、今日より明日へと日々成長していけるよう、教職員一同、力を尽くしてまいりたいと思っています。2024年もどうぞよろしくお願い致します。