今日の学校の様子
【3月19日(火)】
6年生が卒業するまで、今日を入れてあと4日となりました。そこで、中央小から旅立ち、新しい世界にとび込んでいく卒業生に向け、励ましの思いを込めて道徳科の授業をさせていただきました。1組は4校時、2組は2校時に行いました。
今回の学習のテーマは「よりよく生きるとはどういうことだろう。」です。自作教材である「役者『左卜全』」を活用して、よりよく生きるということの意味についてみんなで話し合いました。
昨年度もホームページでご紹介したと思いますが、左卜全氏は、小手指村(現在の所沢市北野)に生まれた人物です。貧しさや不運、病気に見舞われながらも、努力で人生を切り拓き、病気と闘いながらも役者としての人生を全うする人です。教材を読み、どちらの学級の子供たちも真剣に考え、話し合い、全員がはっきりと自分の思いを述べていて、大変感動しました。「卜全氏はどんな思いで芝居の勉強を続けたのだろう。」と問いかけると、「苦しい人生から自分も周りも楽しくできるように変わりたい。」「何度もあきらめてきたから、これだけはあきらめたくない。」などの考えを発表していました。
最後に、今12歳の自分が考える「よりよく生きる」とはどういうことか、自分なりの考えを書いてみよう、と促すと、心に響く言葉がたくさん綴られました。
「自分の夢、好きなことを貫くことだと思います。自分の選択をあきらめないで、自分を進歩させることだと思います。」「『苦』を乗り越えるためにはたくさん辛い思いをするけど、それもいい経験になるから、色々な経験を積んでよりよく生きられると思う。」「他人と比べるのではなく、自分の人生は自分のものだから、自分で切り拓くことがよりよく生きるために必要だと思う。」「恥ずかしい思いをしても、もうやりたくなくても、自分の心を励まして、また挑戦してみたり、嫌なことをを突っぱねてみたりすること、自分のためになることだけではなく、自分らしく行動することも大切だと思う。」「誰かに決められる人生じゃなく、自分の決断で歩んでいく人生。自分で決断することで、そのことに向けて努力したり、悩んでも前に進んだりできると思う。」「自分の理想を追い求めることだと思う。自分にとって、価値ある時間を過ごすことが大事だと思う。卜全さんは、演劇の夢に向かって、価値ある時間を過ごそうと努力してきたのだと思う。」
本校の目指す学校像、「昨日より今日、今日より明日へ」という理念に通じる言葉を書いてくれた子もおり、ほかにも、とても深い考え、素晴らしい思いがたくさんありました。全部紹介できないのが、非常に残念です。
こんな風に、自分の生き方を真剣に考えてくれた子供たちに、私自身も非常に感動をもらい、学ぶことも多くありました。子供たち一人一人が幸せで、充実した人生を切り拓いて行けるよう、心からエールを送りたいです。
【3月18日(月)】
いよいよ学年末の時期となり、今日から4時間授業になりました。様々な学年・学級でまとめの学習をしています。
1年生の教室をのぞいてみると、1組では、「1年間でできるようになったこと」を振り返る活動をしていました。A4の紙に12個のチューリップの絵が描いてあり、その中に「できるようになったこと」を一つずつ書くという活動でした。「そうじのしかたをおぼえました。」「けいさんができるようになりました。」「とけいがよめるようになりました。」「はやくはしれるようになりました。」「きれいなこえでうたえるようになりました。」「ともだちにやさしくできるようになりました。」など、どの子もできるようになったことがありすぎて、1枚では足りずに、2枚目、3枚目の用紙をもらってたくさん書いていました。こんなにも多くのことができるようになったのかと思うと、その著しい成長に非常に感動しました。
2組では、音楽科の学習で学んだことを思い出しながら、クロスワードパズルをしていました。どんどん出来上がって、終わった子は、教科書を集めるなどのお手伝いを進んで行っていました。
もうすぐ2年生に進級し、「後輩」が入学してきます。新しい1年生を「先輩」として、迎える準備は着々と進んでいるようです。
【3月15日(金)】
今、校庭には白木蓮の花が咲き始めました。職員室前には、輝くようなミモザの花が飾られています。春がやってきました。学校もあと、1週間と少しで学年末休業となります。
今日は暖かな日差しのもと、2年2組が体育の学習をしていました。長いゴムを使って、それを跳び越す活動です。ゴムの持ち手は順番に協力して行いました。まずは、持ち手のくるぶしくらいの高さ、そして膝の高さ、続いて腰の高さとどんどん高さを上げていき、それを跳び越せるか挑戦していました。
「わあ、高いな。跳べるかな。」などとつぶやきながら、失敗しながらも、何度も何度も一生懸命挑戦している姿が本当に頼もしく思いました。
2年1組は、図工の学習をしていました。大きな画用紙にたくさんの種類の動物を描いていました。鷲や鷹のような猛禽類を詳細に描いている子もいれば、シマエナガを優しいタッチで描いている子もいました。鳥だけでなく、虎や熊など様々な動物を色鮮やかに描いていました。「好きな動物を描いていいんです。」ととても礼儀正しく教えてくれた子がいて感心しました。
今の学級の友達と過ごす日々も後少し。素敵な思い出を作ってくれるといいなと思っています。
【3月14日(木)】
今日は、卒業証書授与式の予行練習がありました。
中央小学校では、卒業式に4・5年生の在校生も参加して卒業を祝います。そこで、今日は体育館に4~6年生の子供たちが集まって練習をしました。
練習開始前は、「『旅立ちの言葉』(呼びかけ)を間違える自信がある!」「なんか緊張する。」などとつぶやいていた6年生でしたが、いざ入場となると厳粛に、とても立派な態度を示しており、感心しました。入場する子供たちの姿を見て、予行であるはずなのに、目頭が熱くなりました。
一人一人の卒業生に「卒業おめでとう。」と言いながら証書(練習用の代替品)を渡すと、さわやかな笑顔で「ありがとうございます。」と言ってくれる子もいて、とても眩しく見えました。
「旅立ちの言葉」はまだこれから練習して改善しなければならない部分もあるようですが、どの学年の子供たちも、とても真剣に練習に取り組んでいて、心豊かな子供たちを本当に誇らしく思いました。
卒業式まで、あと1週間と少し。子供たちの晴れやかな「旅立ち」を学校全体で祝福できるよう、準備を進めてまいります。
【3月13日(水)】
今日は、朝の時間に「学校応援団 感謝の集い」を実施しました。
学校応援団とは、学校における教育活動、安心・安全確保、環境整備などについて、ボランティアで協力・支援を行う、保護者や地域の方で構成している活動組織です。中央小には、学校ファーム、見守り隊、読み聞かせ、福寿草(フラワーアレンジメント)、花壇、学習支援などの応援団があります。大変長い間、中央小の子供たちのためにご尽力くださっていて、中央小にとって、なくてはならない方々です。
中央小の子供たちは、とても思いやりがあり、素直にすくすくと成長していますが、学校応援団の方々の愛情が子供たちの成長に大きく関わっていると言って間違いないです。
感謝の会に向け、全校児童が手紙を書きました。「登下校の時、寒い日も暑い日も私たちを見守ってくれてありがとうございます。『さようなら』とあいさつをしてもらうと、とても嬉しいです。」等、日ごろお世話になっている感謝の思いを手紙にしたためました。
体育館で感謝の会を実施しましたが、6年生の集会委員が堂々と司会進行をしました。また、代表で3年生と6年生が心をこめて感謝のメッセージを読み、各学年の代表が、応援団の代表の方にみんなの書いたお手紙を渡しました。そしてその後は、感謝の気持ちをこめて、全校児童で歌を送りました。
学校応援団の方々はとても喜んでくださいました。また、6年生に対してしおりをプレゼントしてくださいました。
中央小学校では、学校応援団と子供たち、教職員とが、あたたかな関係で結ばれています。人数ももっとたくさん増えればいいなと思っています。新規のメンバーも随時募集していますので、是非、ご入会ください。