今日の学校の様子

【2月21日(水)】

 今年も、馬頭琴の演奏家 たちばな あき さん にご来校いただき、2年生を対象に馬頭琴の演奏と、お話をしていただきました。コロナ禍があけて、たくさんの学校から呼ばれるようになった、たちばなさんですが、「中央小学校は、早い時期から呼んでいただいているので、とても嬉しいです。」と言ってくださいました。

 2年生の子供たちは、国語で「スーホの白い馬」を学習しているので、馬頭琴やモンゴルのことは知っています。しかし今日は、「スーホの国の今」として現在のモンゴルの様子や、モンゴルの生活、馬頭琴をはじめとした様々な弦楽器について等、丁寧にお話いただき、多くの知識を増やすことができました。

 子供たちは、美しくももの悲しい、深い音色の馬頭琴の演奏に聞き入っていました。また、たちばなさんがモンゴルの生活などを画像をみせながら、2年生にもわかるように、楽しく説明をしてくださったので、「ええっ?」「すごいね。」など、感嘆の声をあげながら、たちばなさんのお話を真剣に聞いていました。

 「スーホの白い馬」の世界が目の前に広がったように感じる素敵な時間となりました。

 

【2月21日(水)】

 今日は、美原中学校の先生方と生徒さん数名が来校し、6年生を対象に中学校の様子を紹介してくれました。各部活動の紹介動画では、練習内容や練習の様子、競技の仕方などを丁寧に説明してくれました。「初心者大歓迎です。」「是非〇〇部に入ってください。」などのメッセージもいただきました。6年生の子供たちは、中学生の部活動の様子に「おお。」と感嘆の声をあげたり「めっちゃ、優勝してるんだ、すごい。」とつぶやいたりしていました。

 その後、来てくれた中学生が中学校の1日の様子を直に説明してくれ、6年生からの質問にも答えてくれました。中央小の子供たちは、「登下校は制服ですか。」「選択制の学習とはどういうものですか。」「小学校と比べると家で過ごす時間は短くなりますか。」「小学校と大きく違う行事はありますか。」など、大変積極的に質問をしていました。中学生もとてもわかりやすく、真剣に答えてくれました。

 6年生の子供たちにとって、進学後の緊張や不安がだいぶやわらいだのではないかと思っています。中学校に入学してからの、子供たちの活躍する未来の姿が見えるような気がした時間でした。

 

 

【2月20日(火)】

 昨日はこのコーナーをお休みしてしまい、申し訳ありませんでした。

 今日は、体育朝会がありました。今日の体育朝会では、長縄を使い、八の字跳び(並んで順番に跳び、一人一回跳んだら、すぐに抜けて、次と人へと続けていく跳び方)を3分間で何回跳べるか、各学級ごとに計測しました。

 各学級、校庭の決められた場所に分かれて、まずは練習をしました。「ハイ、ハイ、ハイ…。」「おしい!大丈夫、すぐに抜けて!」など、声を掛け合い、リズムをそろえて一生懸命練習に取り組んでしていました。

 そして、本番の3分間。「いつもより、つまずかずに跳べてるよ!」「あと少し頑張れ!」などと言いながら、3分間、八の字跳びを続けました。

 3分間が終わった後は、とび上がって喜んでいるクラスもありました。クラスの最高記録が出たようです。体育主任が「いつもより多く跳べ、記録を更新したクラスはありますか。」と聞くと、半分近くのクラスが嬉しそうに手をあげていました。

 得意な子も苦手な子も励まし合いながら、力を合わせて成し遂げようとする姿がとても素敵でした。

【2月16日(金)】

 昨日のことにはなりますが、4年生の各学級で道徳科の授業をさせていただきました。

 今回は、「いのりの手」というお話を使って、「友達とは…」について、考え、話し合いました。

 「いのりの手」という教材は、ドイツルネサンス期の画家である、アルブレヒト・デューラーとその友人ハンスの若かりし頃のエピソードを基にした内容です。共に働く二人はいずれ絵の勉強をしたいと願っていましたが、何分貧しく、絵の勉強をするほどの金銭的な余裕がありません。ある日、ハンスがデューラーに「一人が働いてお金を稼ぎ、交代で勉強しよう。」と提案し、デューラーを先に勉強に行かせると伝えます。イタリアのベネチアで勉強を始めたデューラーでしたが、勉強が進めば進むほどもっと学びたくなり、なかなかハンスのもとに帰れません。一方ハンスはお金を稼ぐために鉄工所でふらふらになるまで働きます。やっとのことでベネチアでも評判となったデューラーがハンスのもとへ戻ると、ハンスの手は、長い間の力仕事でごつごつにこわばり、絵筆が持てなくなっていました。デューラーは泣きながら、そのハンスの手を書かせてほしいと言い、描きあがったのが、「祈る手」という名作だった、という話です。

 「この二人の『友達』としての関係をどう思いますか。」と聞くと、「相手への思いやりがある二人だと思う。」「自分の夢を相手に任せたんだと思う。」「信頼しあっている二人だと思う。」「それぞれ違う道に進んだけれど、どちらもその仕事で立派になったので、同じ位置に立てたと思う。」などの思いを発表してくれました。

 最後に、「あなたにとっての友達とは…。これまでの自分や今日の授業を振り返って考え、書いてみましょう。」と促しました。子供たちの記述を少し紹介すると、「これまでは、いっしょにいれば友達だと思っていたけれど、デューラーとハンスの話を聞いて、離れていても助け合えるのが友達だと思いました。」「友達は、必要な時に、必要なことをしてくれる。支え合って生きている。」「つらいことがあっても、手を引いて頑張れる人だと思います。見えない『友情』を持つ人。」「ただ仲がいいだけでなく、いつも心の中は同じだよという気持ちがもてる相手。」「けんかしてもなんだかんだ一緒に遊んでる。けんかになるということは一緒に遊んでいるってことだと思います。」「心が通じ合えば、表面上は関係ない。それが友達だと授業で気づきました。」「まちがえているところを教えてくれたり、教えてもらう立場になったり、注意したり、注意されたり、悲しくなったり、とても難しい関係なんだと思いました。そんな友達をつくりたいと思いました。」

 4年生の子供たちは、とても主体的に考え、たくさん手を挙げて発言していました。また、少人数で話し合う時も、真剣に考え、友達と対話していました。子供たちの深い考え方に、授業者である私自身、学ぶことが非常に多くあり、感動してしまいました。子供たちが書いてくれたように、「本当の友達とは」「友情とは」という問題は簡単に答えがでるものではないと思います。今回の授業で、子供たち一人一人がよりよく生きていこうとする上で、友情について、友達としての在り方について、今後も考え続けるきっかけになってくれたら嬉しいなと思っています。

【2月15日(木)】

 本日も「悠遊おやじの会」の方々にご来校いただき、3年生のうどん作り体験を実施しました。今日は、3年2組の活動でした。

 ご存知の方も多いと思いますが、水田の少ない所沢では、昔からうどんが行事の折に膳に上っていました。私も所沢出身ですので、幼いころは、親戚が集まる折には、よく小麦粉を足で踏んでこねて、うどん作りの手伝いをしたものです。ふるさと所沢ゆかりの味を名人からおしえていただくという今回の体験は、子供たちにとって非常に貴重なものと考えています。

 「悠遊おやじの会」は、平成10年に発足した会です。中央小では、途中コロナ禍の間は中断していましたが、平成23年より、うどんづくりの講習会をしていただいています。

 子供たちの感想は、「小麦粉をこねて伸ばすのは固くて大変でしたが、できあがったうどんはとてもおいしかったです。」「おいしかったので、食べ過ぎてしまいました。」「包丁で細く切るのは、調節が難しかったのですが、コツをつかんでうまくできるようになりました。」等でした。

 コロナ禍を経て、今年は4年ぶりの「うどん作り」の復活でしたが、悠遊おやじの会の方々に、丁寧に優しくおしえていただき、子供たちは、ふるさと所沢の名物であるうどんの美味しさ、うどん作りの面白さを実感していたようです。