今日の学校の様子
【1月25日(木)】
今日の5校時は、6年生を対象に、「平和を語る会」を実施しました。所沢市経営企画部の平和推進事業として、「語り部」の派遣があるということで、申し込み、今日の会が実現しました。戦争体験者の生の声でお話をうかがい、戦争時の苦労や、人々の悲しみ、平和の大切さを学ぶことは非常に意味のあることと考えました。
今日お話をいただいた「語り部」の方は、杉本孝一郎さんという方で、終戦の年は中学3年生だったということです。「昭和20年、1月、終戦が近づいてきたころ、頭の上を戦闘機が通っていきました。操縦士が薄笑いの表情で焼夷弾を落としていくのが見えました。上野は避難をする人たちでごった返していました。防空頭巾は被っていますが、爆弾が頭に落ちたら命はない、そんな日々でした。」「町にはボロボロの恰好をした子供がたくさんいました。幼い子が父は戦争へ、母は行方不明になり、泣きながら彷徨っていました。」など、当時の様子を具体的にお話しくださり、子供たちは真剣に聞き入っていました。話を聞いた後、3人の児童が主体的に質問をしていました。「貨物列車で移動というのは、どういう感じなんですか。」「空襲警報等が頻繁に聞こえては、夜は眠れないのではないですか。」など、質問していました。
語り部の杉本さんは、繰り返しおっしゃっていました。「平和の大切さ、命の大切さをしっかり胸に刻んでほしい。平和でなければ、幸せにはなれません。子供たちが犠牲になるようなことは地球上であってはならないんです。みんなには生きる権利があるんです。」
終戦から79年。命の尊さを今一度よく考え、これからの社会の在り方、これからの自分の生き方を正しく見定める力を養わねばならない、そう強く感じました。
【1月24日(水)】
今日は、5年生のクラスを取材しました。
1組は家庭科の学習でした。昨日もお知らせしましたが、今週は給食習慣です。そこで、給食への感謝の気持ちを込め、食膳台を拭く台布巾を裁縫していました。今日は、作品の仕上げの日だったようで、多くの子が作品カードを書き始めていました。野菜や魚、果物など、給食に関係する絵柄を刺しゅうしました。「給食大好き!」「野菜や果物がいっぱい」など、作品に題名をつけて仕上げていました。力作揃いで、台布巾として使用するのがもったいないくらいです。廊下などに掲示してみんなに見てもらえるといいなと思っています。
2組は道徳の授業をさせてもらいました。1組の授業がこれからなので、詳しいことはお知らせできませんが、子供たちはとてもよく考え、話し合い、生きていく上で大切なことをたくさん学んでいました。2組の子供たちの優しさや思慮深さに感動しました。今日は、授業の様子の写真だけ紹介し、1組の授業が終わりましたら、子供たちの思いや考えを紹介したいと思います。
【1月23日(火)】
中央小学校では今日、「給食感謝の集い」を行いました。1月24日~30日は、全国学校給食週間となっており、本校では22日~26日を給食週間として給食に感謝する取組をしています。
今日は、給食委員が中心となり、全校児童による「給食感謝の集い」を実施しました。
給食委員は、「給食の始まり」を調べて発表したり、給食調理員の一人一人にインタビューし、その内容を紹介したり、調理員に充てて、飛び出す感謝のカードを作って送ったりしました。
調理員のインタビュー内容は「うれしいこと」「大変なこと」「調理員になったきっかけ」「いつも気を付けていること」等様々でした。給食委員の子供たちは、「調理員の〇〇さんがうれしかったことは、『作ってくれてありがとう。』と感謝されたときだそうです。大変だったメニューは揚げパンだそうです。」「〇〇さんは、食管が空になっているととてもうれしいそうです。」等、聞き取ったことをしっかりと紹介していました。
また、給食室で給食が作られている様子を紹介しました。子供たちはとても関心をもって、聞いていました。
そして、1,2年生の代表児童が、栄養士と調理員に充てた手紙を読みました。「私はカレーが大好きです。給食室からいい匂いがすると、おなかがすきます。」「いつも給食を作ってくれてありがとうございます。僕は、フルーツポンチなど甘いものが大好きです。」等、感謝の気持ちを伝えました。
最後に、調理員が1人、代表で挨拶をしました。「調理員は8人いますが、今も給食を作り始めているので、私だけ参加しました。仕事は朝5時に起き、6時前には調理場にきて、午後1時過ぎにならないと一息つけないので大変ですが、この仕事が大好きです。中央小の子供たちを見ていると可愛くて仕方ないです。これからも頑張って作っていこうと思います。」と言っていました。
今日の給食は、いつもより一層美味しく感じられるのではないかと思っています。これからも食を大事にする姿勢、食べられることに感謝をする心を育てていきたいと思います。
【1月22日(月)】
今日は、4年生の教室をのぞいてみました。
1組は学級会を行っていました。今日は6年生を送る会で4年生はどんな出し物をするのか、ということを学級のみんなで話し合っていました。司会も記録もみな子供たちが行い、とても効率よく話合いを進めていて感心しました。「ぼくは、劇がいいと思います。なぜなら、6年生が喜ぶと思うし、大きく表現できるからです。」「人間紙芝居がいいと思います。大きく体を動かせるところがいいと思います。」「合唱がいいです。わけは、音楽会で上手に歌えるようになったので、6年生にもう一度聞いてほしいからです。」など、様々な意見がでました。素晴らしいのは、みんな「6年生を喜ばせたい。」「6年生を感動させたい。」という思いをもって話合いをしていることです。最後まで学級会を見ることができなかったのですが、きっとみんなで納得のいく決定ができたのではと思っています。
2組は、「よりよい信頼関係をつくるために」という学級活動を行っていました。子供たちはタブレットを活用し、自分がされて嫌なことを「jamboard」に書き込みました。「自分の行動をまねされること」「ずるいこと」「煽られる(挑発される)こと」など、様々な内容が書き込まれました。そのあと、その対応についてどうしたらよいかをみんなで話し合っていました。「イライラしてしまったとき、どうしたら心を落ち着けることができるのか。」という話合いでは、「深呼吸する。」「話題を変える。」「楽しいことを考える。」など、具体的な内容や「事情があったのなら仕方ないかと思うようにする。」「自分がイライラした態度をとられたらどう思うかを考える。」など、思いやりあふれる内容の書き込みもありました。
どちらの学級も、生活していく上で出てくる課題を解決するために、子供たちがその考えや思いをのびのびと表現し、自分たちの力で解決に導けるよう話し合っていることに非常に感動しました。
未来を生きる子供たちが健やかに「未来を築く」力を育んでいることをとても嬉しく思いました。
【1月19日(金)】
1月17日~19日の3日間、中央中学校の生徒さんが本校に職場体験として来校してくれました。
今回は中学1年生の5名の生徒さんが来てくれ、中央小の1年生~3年生のクラスに入り、勉強を教えたり、一緒に遊んだりしてくれました。
5人ともとても優しくて明るい方たちで、中央小の子供たちはすぐに仲良くなりました。「中学生のお兄さん、お姉さんが来てくれて、本当に楽しい。」「楽しいし、とても、嬉しい。」と言っていました。
授業中は、わからないところを教えてもらい、休み時間は一緒に鉄棒をしたり、鬼ごっこをしたり、シーソーを押してもらったり、手をつないでもらったりしていました。
3日間を終えて、中学生の5人に、今回体験したことを今後どう生かしていきたいか聞いてみました。5人が口をそろえて「わかりやすく教えるということが上手になった気がしています。」と言っていました。その上で、「中学校でも数学など、早く問題を解き終わったとき、友達にわかりやすく説明できると思います。」「後輩に部活動のことや学校生活のことなどを教えるのは2年生の役目だと思いますが、今回の体験でその練習ができ、勉強になりました。」「小さい子にもわかりやすい言葉で伝えることができるようになったと思います。」「人に対する言葉遣いや接し方がわかってきました。また、先生の立場に立ってみて、いつもは気が付かないことに気づけたと思います。」など、答えてくれました。
とても親切に接してくれた中学生の5人に感謝の気持ちでいっぱいです。今回の職場体験が今後生きていく上での自信になったり、何かにチャレンジする上でのきっかけになったりしてくれると、とても嬉しいです。
【1月18日(木)】
今日は、クラブ活動がありました。
中央小には、8つのクラブがあります。校庭で野球やサッカー等をする「青空スポーツクラブ」、体育館でバスケットボールやドッジボール等をする「体育館スポーツクラブ」、体育館2階で卓球をする「卓球クラブ」、囲碁や将棋、オセロ等をする「ボードゲームクラブ」、料理や裁縫等をする「カルチャークラブ」、身近なものを使って実験をする「サイエンスクラブ」、タブレットを使って掲示物を作成したりゲームをしたりする「パソコンクラブ」、そして漫画やポスター等を作成する「イラスト・まんがクラブ」です。
今日は時間の都合で「ボードゲームクラブ」だけ取材することができなかったのですが、その他のクラブはのぞいてみることができました。
どのクラブも4~6年生が協力して、活動していました。「体育館スポーツクラブ」ではソフトバレーボールを使ってドッジボールをしていました。ボールが2個投入されており、多方面から飛んでくるボールをよけたり、受け止めたりするのが大変そうでしたが、みんなとても楽しそうにプレーをしていました。6年生がボールをキャッチすすると、さりげなく4年生に渡してあげたりして「優しさ」を感じました。「カルチャークラブ」では、クレープづくりをしていましたが、4~6年生が同じテーブルで調理をし、仲良く試食していました。「サイエンスクラブ」でも4~6年生が同じテーブルでやじろべえを作成し、バランスを楽しんでいました。
クラブ活動の目的は、子供たちの望ましい人間関係の形成と、個性の伸長、そして自主的・実践的な態度を育てることです。自分の選んだクラブに所属し、異学年と協力しながら活動することは楽しみと同時に学ぶことも多いはずです。
今後は、3年生が来年度、どのクラブに所属を希望するか考えるために、見学や体験を行います。子供たちが心から楽しめるクラブ活動をこれからも実現していきたいと思います。
【1月17日(水)】
今日は、わかば学級の学習をのぞいてみました。
わかば学級は1~3組まであり、異年齢で学級を編制しています。よって、学級ごとに一緒の課題で学習する時間、3学級全体で一緒に学習する時間、個々に違う課題で学習する時間など、様々な学習形態があります。
1組をのぞいた時は、学級全体で一つの課題で学習を行っていました。算数の学習で、様々な物の値段を硬貨で支払うとしたら、どうするかという課題でした。硬貨を描いたカードを活用して、350円は100円玉が3つと50円玉が一つ、66円は50円玉、10円玉、5円玉、1円玉それぞれ1枚ずつ、など個々の児童が硬貨カードを数えて取り出していました。どの子もとてもスムーズに問題を解いていました。それが終わると、プリント学習に入るのですが、プリントの内容はそれぞれの学習状況によって、難易度が様々なものが配られました。担任だけでなく、介助員の手を借りながら、根気よく問題を解いていました。
2組は国語でした。ある子は説明文の読解、ある子は物語づくり、またある子は線のなぞり書きなど、児童の発達段階や学習状況によってなる学習内容で授業に臨んでいました。
3組をのぞいてみると、ほとんどの児童の姿が見えないのでどうしのかと思っていると、その時間は、1組に集まって、全員で生活の学習をしていました。今日は、いす取りゲームをみんなで行いました。「いすをとられても怒ったり、泣いたりしないこと」「無理やり椅子を奪ったりしないこと」など、ルールやマナーを学びながら、ゲームをしていました。はじめは4年生の子が椅子に座ることができませんでしたが、いじけたり、おこったりしませんでした。次は2年生の子が椅子をとることができませんでしたが、「あははは。」と笑いながら、明るく引き下がっていました。一番俊敏性のある6年生がいすを取れない場面もありました。もしかすると、気を使って椅子を譲ってくれたのかと思い、声をかけると、恥ずかしそうにしていました。
わかば学級は共に学び、共に生活する中で、他の学級以上の強い絆が生まれていると感じます。これからも個々の良さを十分に生かせるよう、のびのびと成長していってほしいと思います。
【1月16日(火)】
今朝、体育朝会がありました。冷たい空気の中でしたが、子供たちは体育着に着替え、元気に校庭に集合しました。
今日の体育朝会の内容は「体つくり運動」でした。めあては、「体を大きく使って、ボールを送ろう。」です。各学級2列ずつで整列し、先頭の子がボールをもって、スタートの合図でボールを後ろに送るという活動です。
ボールの送り方は、振り向かずに頭の上を通して、投げずに送ります。その時に体を大きく反らさないと送れないわけです。また、4~6年生は、頭上だけでなく、股下からも送ります。頭上、股下と交互に送る方法を変えていきます。股下を通すときは、前屈をしないと送れません。子供たちは「ああ、届かない。」「もっと早く送って。」などと言いながら一生懸命練習しました。
また、ボールを送ったら、急いで一番後ろに並びなおし、列が途切れることなく、ボールを後ろに送り続けるのです。校庭の前から、後ろまで次々とボールを送る活動をしました。スタートの合図で始めましたが、さすがに6年生は素早く、1年生はボールを落とさないように丁寧にボール送りをしていました。
ボールを使って楽しみながら後屈・前屈をすることで、柔軟性や体幹を鍛えます。やり方を工夫すれば、家の中でもできると思うので、よかったら、家族でチャレンジしてみてください。
凍えるような朝ではありましたが、子供たちの笑顔と元気な声で中央小の校庭は暖かい空気に包まれたのでした。
【1月15日(月)】
今日は、教職員の様子を少しだけご紹介したいと思います。
子供たちが下校した後、教職員はどんなことをしているかご存知でしょうか。
子供たちの作品の評価、教室の掲示、今後の授業・学校行事の準備、教材の作成、校舎内外の整備、保護者への連絡、そして、職員会議や各担当部会の会議等々様々な仕事をしています。
また、子供たちの充実した学びのために、よりよい教育が実現できるよう、教職員自身も指導力を磨く勉強、いわゆる「研修」をしています。今日は、倫理研修といって、子供たちが安心して学校生活を送るために、教職員事故根絶のための研修を行いました。中央小では倫理研修は年間10回、テーマを決めてゆっくり時間をとって行うとともに、日常的にも、教職員事故の事例などを参考にして考え、学んでいます。
今日は、交通事故防止をテーマとした研修でした。教職員の中で分担して進行役を決めて互いに学び合い、最後に管理職より指導をするという形式です。今日は自動車会社のサイトを活用して、「こんな時は何に気を付けて運転すべきか、歩行すべきか。」などを学び合いました。
「考え事をしながら運転してしまうと危ないなと思う。」「朝日や西日など、不意に眩しくて見えづらくなる時は注意が必要。」など、自分たちの経験を出し合い、これからもさらに気をつけねばならないことを確認しました。
倫理研修はこの他にも「個人情報の管理」や「会計事故の防止」、「体罰や不適切な指導の防止」等、様々なテーマで学んでいます。教職員も一人の人間ですので、間違いが全くないということはないのですが、決して間違えてはいけないこともあります。子供たちのために、絶対に間違えてはいけないことを間違えないように、間違いを未然に防ぐことができるように、各自の意識を高めたり、教職員相互で確かめ合ったり、注意を促し合ったりしています。これからも研修を重ね、子供たちが安心して学べる中央小学校を継続していきます。
【1月12日(金)】
今日は、避難訓練を実施しました。今回の避難訓練は、子供たちがいざという時に主体的に判断し、行動できるよう、子供たちには知らせないで実施するという計画を立てました。よって、学校だよりや学年だよりなどに、本日の避難訓練の予定は記載していません。訓練の音が聞こえる近隣の方々へのご案内のみとしました。
業間休みに地震が発生し、その後理科室より出火という想定で行いました。訓練の開始時は、多くの児童が校庭で遊んでいましたが、地震のアラームと放送が聞こえると、みんな校庭の真ん中に集まり、頭をかかえて姿勢を低くしました。とても主体的に行動でき、感心しました。その後、火事が起きたため校庭に避難するように、との放送が入ると、校舎内にいた児童も、教師引率のもと、速やかに校庭に避難しました。
避難訓練実施後、令和6年能登半島地震について、話しました。今多くの人々が避難生活を送っており、非常に辛く、悲しく、不便な思いをしていること、200人を大きく超える方々が亡くなってしまったこと、困難ははかり知れないけれども、命があれば未来へ向かうことができること、などを話しました。子供たちはとても真剣に聞いてくれました。「地震や火事はいつ起きるかわかりません。自分の命を確実に守れるよう、しっかりと行動しましょう。」と伝えると、多くの児童が大きな声で「はい!」と答えてくれました。
ご家庭では、本日の訓練についてお子さんの話を聞いていただき、震災への備えについて家族で話し合っていただけると大変有難く思います。どうぞよろしくお願いいたします。